モンチアズール事件簿(事件後)

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【モンチアズールコミュニティ協会の見解】
事件後のモンチアズールコミュニティ協会ですが、特に変わった
動きはなく、平常通り活動を続けています。というのも、今回の
麻薬組織摘発によって組織の存在が目に見えてわかっただけであ
って、協会としてはそういったファベーラにおける問題に対しての
活動を長年に渡って行ってきているため、これまで通りの活動を
続けることが大切と考えているからです。

しかし、ファベーラ自体の治安に問題ないと言い切ることはでき
ません。コミュニティ協会の職員が言うには、例えばまた警官の
捜査があったときに、組織側が反発して銃撃戦になるかもしれな
いからです。


【日本人ボランティアの状況と今後の対策】
現在モンチアズールに滞在している日本人はボランティアの下向
井稔史とCRIスタッフの福井俊紀です。
事件当時2人は警察との接触がなく無事で、事件翌日から普段通
り活動を続けています。しかし、今回の捜査で押収された麻薬な
どはファベーラ内のほんの一部に過ぎません。したがって、再び
同様の事件が起こる可能性があり、その対策として、ブラジルや
その他の外国に滞在する際の常識かもしれませんが、例え普段の
仕事場であっても自分の身元を証明できる身分証明書を常に携帯
しておくことが大切であることを再度理解し、今後の活動で心が
けていくようにします。

今後モンチアズールで活動するボランティアの渡航に関して、現
地にいる日本人と協会職員の意見では、今回の事件を含めて、現
地の状況をよく知った上で、ボランティアに来る本人の意思と判
断が大切としています。そして、渡航前には現地での危険回避の
方法などの知識を持っておく必要があります。

また、現地ボランティアは現地の情報を常に収集し、定期的に日
本側CRIに現地の安全情報をブログなどを通じて連絡することに
します。


DSCF4832.jpg
ファベーラの中心へ


20090723
TOSHI

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このページは、としのりくんが2009年7月24日 02:50に書いたブログ記事です。

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