2009年12月アーカイブ

まずは、サンパウロでのクリスマスの様子をお伝えします。

24日の夜は滞在先のリンダウバさん宅でディナーパーティー。

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25日の夜はみんなでブラジルで一番大きなクリスマスツリーを
見に行きました。

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今年もクリスマスが終わり、2009年という一年が終わりを迎えています。

最近、人生は問題解決の連続だということつくづく感じています。人生誰
だっていつだって問題を抱えることでしょう。その問題を解決することで
人は成長し、人生はより良いものとなるでしょう。たくさん問題があっても、
一つまた一つと解決していけばいいでしょう。もしその問題が一人で解決
できなければ、周りの人に打ち明けてみるといいかもしれません。

また、その問題がどのような問題で、どうしたら解決できるのか考える力
も必要です。人に相談してみる勇気もいります。

問題だと感じないこともまた問題でしょう。問題を発見するにはどうすれば
良いでしょう。自分を見つめなおすことも大切です。慌しい生活で、自分を
見つめなおす時間を取ることはできますか。

さて、今あなたにとって最大の問題はなんですか?


20091227
ふくいとしのり

ふと思った。しみじみ。

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いや~、保育園建設もよくここまできたもんだなぁ。
建設初期からの写真を見返していてふと思った。

今ようやく2階部分天井の建設作業をしていて、
これが今週終わればあとは内装工事に入る。

今朝は今年最後のプロジェクト会議があった。
建設は多少遅れながらも、メンバーは完成を心待ちに
しているのが彼らの表情から読み取ることができた。
本当に期間内に完成するのか心配ばかりしていた
僕にとってはそれがすごく嬉しかった。


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20091222
ふくいとしのり

アマゾンからの訪問者

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つい先日、モンチアズールにインディオの方が訪れた。
名前は覚えていないが、普段はアマゾンの奥地で生活しているらしい。

お金が貯まったから旅をすることにして、サンパウロを訪れたとき、
一人のモンチアズールの職員と偶然出会い、その職員が彼を
モンチアズールに連れて来たようだ。

昼食の席が彼とたまたま隣になって、少し話を聞くとすごく興味深かった。
アマゾンで住んでいる村では、大半の食料は自給自足。調味料や
お米は近くの市場で買う。ピラニアなんて簡単に釣れるらしい。

村のお年寄りが亡くなったときは、その人の骨でとったダシ汁を飲むと、
頭が良くなるという伝統的習慣があるとのこと。

とにかく僕の隣で昼食をほとんど噛まずに飲み込んでいたのが気になった。

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20091221
ふくいとしのり

発表する場が与える緊張感

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僕は人前で話したり発表するのは得意ではないが好きです。

人前で発表するとき、どんな人でも多少は緊張する。僕はその緊張
している瞬間が好きで発表の機会があればぜひ参加したがる。

昨日も学童保育の子どもたちのクリスマス劇発表会があって、僕は
全く関係ないが劇で笛を吹いてくれない?と前日の夜に誘われて、
劇で演奏することになった。

クリスマスの歌を2曲吹くよう頼まれたのだが、本番直前まで練習す
ることなくそのままリハーサルを迎えた。劇を手伝うために参加して
いるのにどちらかというえば足を引っ張っているようだった。
リハーサル後、ほんの少しの時間で練習した甲斐あって、本番はな
んとか上手く吹けた。


いつも感じるのだが、緊張すると身体中の血流が止まったように感
じる。だけどなぜか心臓はいつもより大きく、激しく動いている。
そして、発表が終わって一息つくと、一気に血流が身体の隅々まで
行き届いているように感じる。その間心臓はゆっくりは休む。

そのとき、発表の結果はどうであれ、自分が少し成長した気になる。
緊張感は自分にとって大事なものであり、積極的にそういった機会を
利用していきたい。

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モンチアズールの子どもたちのオーケストラ。
子どもたちにとっても発表の場は大切だと思う。

20091218
ふくいとしのり

裏プレゼント交換

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ブラジルではクリスマスシーズンになると友達や職場仲間と「amigo secreto
(秘密の友達)」というパーティーをする。
パーティーに参加する各自が前もってクジをひき、みんなにわからないように
相方を決める。その相方に対してのクリスマスプレゼントを用意し、パーティー
の日に手渡すというものだ。日本でいうプレゼント交換というとこかな。

そして、昨日は仕事後に普段私の働いているファベーラの事務所の隣にある
モンチアズールコミュニティー協会が運営している図書館で「amigo da onca」
というパーティーがあった。

amigoは友達という意味でoncaは動物のヒョウという意味と非常に憎い人
という意味もある。

最初このパーティーに誘われたときは、何のパーティーかわからなかった。
でも、その日は特に何もないし、よくわからないけど参加することにした。
そして後日、詳しく説明してもらったパーティーの内容はこうだ。

「amigo da onca」は「amigo secreto」と要領は同じで、クジで相方を事前に
決める。もちろんその相方は誰にも知らせてはいけない。そして、パーティー
までにその相方がすごく喜ぶプレゼントを1つ(15レアル:750円くらいのもの)
と、相方が悲鳴をあげて嫌がるようなプレゼントを1つ(価格設定なし)で用意
し、パーティーの日にみんなの前で順番に手渡ししていく。

普通のプレゼントは難なく用意できたが、相方の嫌がるプレゼントは当日まで
悩んだ。参加する職員のみんなも仕事中どこかそわそわしていた。

そしていよいよパーティー。普段は子どもや地域住民が使用する図書館を締め
切って鍵まで閉めて、ワクワクする雰囲気の中パーティーが始まった。

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参加者はちょうど30名。こんなに集まると思っていなかった。


さぁ、誰から始めるとなったとき、「じゃあ私がトップバッターね!」と
勢いよく普段はアルコールやドラッグ中毒で悩む患者のための
医療施設で働くドルバリーナとういうおばちゃんが手を上げた。

2つのプレゼントを渡し終えたが特に普通のプレゼントじゃんと思っていると
さらにもう一つプレゼントが用意されていた。

それがこの下着。
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悲鳴をあげて嫌がるどころか、雄叫びをあげて喜んでいました。

その後も下着が連発。ほんとブラジル人は好きですねー。というか本能的。。。
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ん?これは下着か?


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とてもブログにはアップできないような下着もありました。
みなさんにお見せできないのが非常に残念です。

でもこのネタは何回やってもウケる。みんな毎回大爆笑。


こんなプレゼントもありました。
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箱いっぱいのパン。


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これはえぐい。生の牛タン一本串刺し。


という感じで、
ほんとブラジル人はこうやって楽しむのが大好き。そして楽しむのが上手い。

僕も「amigo da onca」を日本に持ち帰ろう。


20091216
ふくいとしのり

子どもを感じる

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前の記事の続きになるが、子どもたちとソーラン節を踊ることが僕に何を与えたのか。

それは、子どもを感じること。

今回のプロジェクト活動をこちらで始めてからすでに半年以上が経ったころ、僕は日々
の生活にどこか物足りなさを感じていた。プロジェクトが波に乗ってくるに伴いどうしても
事務仕事が多くなる。ひどい時は1日5時間以上パソコンの前に座っていることもある。
たったの5時間?!と思うが、ここモンチアズールではその時間は想像以上に退屈だった。
老若男女が広場や道端、パン屋のベンチ、仕事場と様々な場所で遊んだり話したり、
笑ったりしている。
そんな姿を横目に事務所でパソコンとにらめっこはきつい。

まずは、プロジェクトの建設現場での肉体労働に参加することにした。スポーツ経験の
長い僕は少し体を動かせばリフレッシュする。ただ、現場の仕事もやりすぎると疲れきっ
てしまうので、朝7時から2時間ほどにとどめている。

そして次に僕が手を出したのは、子ども。
モンチアズール最大の魅力と言ってもいい子どもとの仕事。モンチアズールは子どもに
対する教育支援をメインにして活動している。モンチアズール創始のきっかけもやはり
子ども。

そこで、僕が思いついたのがソーラン節教室。僕が2年前モンチアズールで活動していた
ときからの友達が教育者となり、彼の学童保育の子どもたちに対してソーラン節を教え
たいと提案してみるとあっさりと承諾してくれるどころか、彼の方が乗り気になってくれた。

僕はそれほど子どもと遊ぶのが得意ではないが、彼が上手くフォローしてくれて
なんとかソーラン節は上手くいった。
そのソーラン節を教えていた子どもたちの中に一人特に印象的な子どもがいた。
ギレミという名前の男の子。
確か2回目のレッスンの途中に、他の子どもともめていたところを僕が注意するとすねて
どっかに行ってしまった。それ以来彼はレッスンに参加することなく、みんなが踊りを練習
している時間は図書館で一人で本を読んでいることが多かった。

ところが、最後から2回目のレッスンの日。昨日までのことは全て忘れたかのように、ギレ
ミは一番前の列に来て「さぁ、踊ろう!!」と自ら率先して踊ることを要求してきた。
もちろんレッスンをずっと休んでいたので、ほとんど踊れない。踊れなくなると
「ここはまだ習っていないー。」と言いながらも僕のマネをしながら一番楽しそうに踊って
いた。

そして、日本祭りの当日も、雨が降ってみんな帰ってしまったのにも関わらず、一人で
会場に残り、発表が始まるまでずっと待っていてくれた。

なんと子どもはわかりやすいというかわかりにくいというか。
でも、子どもは僕たちの心と行動にそのまま反応するなってつくづく思う。
子どもと接するということはそれだけ自分という人間を試す機会なのかもしれない。

そしてソーラン節教室が終わった今、次はどうやって子どもを感じようか。

そこで今日から始めたのが、モンチアズールの保育園での仕事。
ホントに久しぶりて気がした。正確に言えば約2半ぶり。
僕がブラジルに初めて到着してモンチアズールに来たとき、最初の仕事場は保育園
だった。まだ言葉が全く分からない状態で、必死で子どもと遊び、教室を掃除しまくった
のを覚えている。そして今日から年末までの少しの間だが、毎日昼から保育園のお手
伝いをさせてもらうことになった。

さて、ここの保育園で僕はどのように子どもを感じるのだろうか。


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2007年こどもの日。デジカメで写真を撮ると子どもたちは、すごい勢いで画面を見るために走ってくる。

20091214
ふくいとしのり

呪われたソーラン節・・・

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今年10月の初めから週に1回だけ、ペイーニャというモンチアズールコミュニティー協会が支援する隣のファベーラの子どもたちにソーラン節教室をやってきた。

確か教室を始めた頃は、まだブラジルは冬が終わったところで少し肌寒かった。その後だんだんと暖かくなってきて、いつも練習していた大教室では20人近くの子どもが踊ると蒸し風呂状態になって30分も練習すれば子どもたちは我慢できなくなって、外に飛び出して行ってしまう。

どうにか30分だけの時間を最大限に使って、踊りをおぼえてもらおうと工夫した。いかに子どもたちが踊りを通して楽しめるか。振り付けの細かい指導は置いといて、とにかく声を出して楽しく踊ろう。

そして2ヶ月が経った11月末。遂に発表できるところまで到達した。11月末の日本祭りと、ペイーニャで毎月開かれるSARAU(歌でも踊りでも詩でも発表したい人は誰でも発表できる場)で発表することにした。

ところが、ここから不運が続いた。
毎日のように雨が続いた。

まず、SARAUは夕方6時から開かれるのだが、ちょうどその時間帯になると空の色が怪しくなってくる。ペイーニャの劇場として使っているスペースは屋外で屋根がないので、雨が降ると音響が濡れてしまうため中止になる。

やはり空の色はウソをつかなかった。6時付近になるとしっかりと雨が降り出して中止。この日の子どもたちとのリハーサルを見た限り、踊りの仕上がりはほぼ完璧に近いものだと自負していた。それだけに残念だった。

そしてその次の週に延期されたSARAUだったが、ここ1ヶ月間ほんとに毎日降る雨は予定通りこの日も降った。そしてその次の週に再延期されたのが一昨日の金曜日。
夕方6時付近になるとやはり空の色が怪しくなってきた。今日こそはと思い、時間を早めてでも雨が降り出す前に踊ろうと急いで準備して踊り始めた。

さあ、スタンバイが完了して子どもたちが踊りの位置についた。するとパラパラパラ・・・

やはり降り始めた。強行して踊りを始めたが雨足は見る見るうちに激しくなり、結局踊りの途中で中止になった。
もう今年のSARAUを延期できるのはその日が最後だった。


日本祭りでの発表はどうだったかというと、これもだめだった。
その日も発表の前に雨が振り、そのあと雨は止んだのだが、日本祭りが行われたモンチアズール隣のファベーラから来ている子どもたちは自分たちの家に帰ってしまい、結局発表まで残っていたのはたった1人の子どもだけだった。


まともな発表ができなかったが、昨日行われたペイーニャの職員や住民、子どもが集まる集会で発表させてもらうことになった。子どもは半数ぐらいしか集まらなかったが、しっかりとソーラン節を踊りきることができた。


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どっこいしょー、どっこいしょー!!

2009年12月13日
ふくいとしのり

先日麻衣子が記事を書いてくれた日本祭りの写真をアップしますね。


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2009年12月11日(金)
ふくいとしのり

今日は雨が降らなかった。ここ2~3週間ほど毎日のようにいつしか雨が
降っていた。傘は毎日必需品で、洗濯物は洗う気が起こらないので、3日
連続で洗ったパンツがない。だからリンダウバファミリーの男や同じボラン
ティアの下着をこっそり借りている。

最近事務所仕事が多いので、心も晴れてこない。

今日一日を振り返りながらブログに何を書こうか考えていると、リンダウバ
家長女のマリアが、
「今日はトシノリの番だわ!!」
といって、「9」という数字が赤いクレヨンで真ん中に書かれている1つの封
筒を渡してきた。

クリスマスカレンダーといって、リンダウバ家のリビングにある大きな机の
上に同じように1から24までの数字が書かれた封筒を並べてある。彼女が
毎年セットするときは、松ぼっくりを円状に並べてそこにその封筒を添える
らしい。

もらった封筒を開けると一枚の紙切れと、3つの種類の異なるチョコレート
が入っていた。紙切れにはマリアからのメッセージが書かれている。
このプレゼントを封筒に書いてある数字の日付通りに、12月1日から24日
まで毎日マリアはこの家に住んでいる人に順番であげていく。


ドイツの文化らしいが、すごくいいと思う。日本にもって帰ってやってみたい。
些細なプレゼントだが、すごくうれしい。プレゼントは中身ではなくて気持ち
が大切だとつくづく思う。


マリアはドイツから1歳半になる双子の息子を連れてきているのだが、息子
には息子用のカレンダーがある。クマが顔を出している赤い靴下が24つリビ
ング壁にぶら下がっている。それぞれの靴下には同じようにチョコレートのプ
レゼントが入っていて、毎日息子にプレゼントしている。

子どもたちが寝るときは、クリスマスの物語の絵本を読んであげて、お母さん
が歌うクリスマスソングを聞きながら寝る。


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2009年12月9日
ふくいとしのり

chegou no Japão

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'Chegou no Japao' ブラジルでは、物を落とした時にこんな風に表現します。
物が落ちた=日本に物が届いた、なぜならば日本は地理的にちょうどブラジルの反対側に位置しているからです。
私たちはこの面白い表現をコンセプトに11月29日日本祭りを行いました。これまでの日本祭りの資料を参考に私たちのオリジナルの祭りを創ろうという事で約2ヶ月ほど前から計画を立ててきました。祭りは、食べ物部門、ワークショップ部門、発表部門、の主に三つの部門に分かれていました。また、祭りの前にはファベーラ内の清掃活動も行いました。食べ物部門では、焼きそば、カキ氷、飲み物を売りました。発表部門では、日系の団体が盆踊りや日本太鼓を披露したり、モンチアズールに住む子どもや職員がうたやソーラン節を披露したりしました。私の担当は主にワークショップで、今回の日本祭りでは、アート、染物、漢字、日本昔話、七夕のワークショップを行いました。

その中でもメインであったアートは、コンセプトである'chegou no Japao'と結びつけてブラジルと日本を繋ぐトンネルをファベーラ内にあるステージに描きました。デザインの決定の遅れや天候などにより当日実行できるか心配もありましたが、お手伝いのスタッフの協力のおかげで絵を完成することができました。

日本祭りが終わり一週間ほど経った先日モンチアズールで働く日本人スタッフ8人が集まって反省会をしました。自分の分担の仕事に関する反省、全体的な感想、そして次はどんな日本祭りをしたいか意見を出し合いました。コンセプトや目的が弱すぎたと言う人、日本を知ってもらうのと同時に私たちがより一層ブラジル、モンチアズール、ファベーラ、モンチアズ―ルに住む人々のことを知れたという人、自分の創造力をもっとみにつけたいと思った人、この祭りで感じたことは本当に人それぞれでした。

わたしたちが立ち上げた日本祭り、しかし、たくさんの方々の協力なしでは創り上げることができませんでした。寄付を下さった皆様をはじめ、モンチアズールの職員、ボランティア、焼きそばのシェフ、お手伝いしてくださった日本人の方々、そして日本祭りを盛り上げてくれたファベーラのみんなに感謝申し上げます。Muito obrigada! ありがとうございます。
また、一緒に企画を練ってくれたモンチで働く日本人ボランティアのみんなにも私からお礼が言いたいです。とし、そうご、あちん、新光、黄海、ゆきな、なっちゃん、みんなありがとう、お疲れ様でした!!

*今回の日本祭りの売上金はモンチアズールの活動資金として寄付させていただきました。ご協力ありがとうございました。

2009.12.9
佐々木麻衣子

今朝、ホームスティさせていただいているリンダウバさんの家の
キッチンで朝食をとっていたときのことだった。

リンダウバさんは眠い目をこすりながら起きてきた息子のルイス
に向かっていきなり、
「この家にあるいらない服とくつを全部集めなさい」と言い出した。

先日、サンパウロ市内にあるファベーラで火事が起こり、ほぼ全
世帯となる約300世帯が燃えたようだ。そこのファヴェーラの住
民に対しての支援物資を送ろうという活動が今モンチアズール
で行われている。

何も迷わずに支援しようと動くリンダウバがすごく偉大に見えた。
彼女自身も昔は毎日生きていくのに必死だった経験がある。そん
な経験があるからこそ、今となって困っている人を自分ができる
限りの範囲で支援することができるのかもしれない。

その後、なんでか忘れたがリンダウバが笑い声を上げると、ベランダ
で飼っているオウムが歌を歌い出した。そして僕もルイスも笑った。

たった一人の心が、たくさんの人の心を満たすことができる予感が
した。


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大きな栗の木の下で、あなたとわたし、仲良く遊びましょ


20091209
ふくいとしのり

第2回教育キャンペーン

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今年度CRIは、モンチアズールでのプロジェクト活動として、保育園建設事業と並
行して、教育者、保護者に対する教育に関する啓発活動を実施しています。

その教育に関する啓発活動ですが、先月21日(土)、モンチアズールと協同して
*Alianca pela Infancia「子ども時代のためのアライアンス」主催の教育キャンペー
ンをサンパウロ市内の教育者を対象に実施しました。

内容は、1時間半の講演と、その後教育者同士のディスカッションです。テーマは
「子どもとテクノロジー」。テクノロジー(テレビやパソコン、テレビゲームなど現代の
科学技術の発展)が子どもにどのような影響をもたらすのかということが、主な内
容です。

目標100名の参加者招待を企画していた今回のキャンペーンですが、当日来られ
たのはたったの30数名。目標の3分の1でした。
最大の原因は、日程設定が悪かったこと。この日の前日は祝日とあって、3連休の
真ん中でした。一緒に企画していた職員がそれに気づいたときにはもう日程を変
えることはできず、やはり当日に参加者が集まりませんでした。

しかし、僕はその祝日のことを前々から知っていました。僕は企画している職員は
もちろん知っていると思っていました。あえてこの日を選んでいるんだと思っていま
した。完全なコミュニケーション不足でした。

ときどき、現地の職員と仕事をしていて思いますが、彼らは本当にこのような社会
福祉活動をして、現地の人たちの生活をよくしようとか、社会における問題を解決
しようとか本気で考えて取り組んでいるのでしょうか。
今回のキャンペーンも郵便貯金・簡易生命保険管理機構の国際ボランティア貯金
からの支援を受けて実施しましたが、本当にこの支援を最大限に活用しようと考え
ているのでしょか。ときどき疑問に感じることもあります。
みなさんはどう思いますか。


*Alianca pela Infancia「子ども時代のためのアライアンス」とは?
http://www.aliancapelainfancia.org.br/japan/default.aspをご覧ください。


2009年12月7日
福井俊紀

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