'Chegou no Japao' ブラジルでは、物を落とした時にこんな風に表現します。
物が落ちた＝日本に物が届いた、なぜならば日本は地理的にちょうどブラジルの反対側に位置しているからです。
私たちはこの面白い表現をコンセプトに11月29日日本祭りを行いました。これまでの日本祭りの資料を参考に私たちのオリジナルの祭りを創ろうという事で約2ヶ月ほど前から計画を立ててきました。祭りは、食べ物部門、ワークショップ部門、発表部門、の主に三つの部門に分かれていました。また、祭りの前にはファベーラ内の清掃活動も行いました。食べ物部門では、焼きそば、カキ氷、飲み物を売りました。発表部門では、日系の団体が盆踊りや日本太鼓を披露したり、モンチアズールに住む子どもや職員がうたやソーラン節を披露したりしました。私の担当は主にワークショップで、今回の日本祭りでは、アート、染物、漢字、日本昔話、七夕のワークショップを行いました。
その中でもメインであったアートは、コンセプトである'chegou no Japao'と結びつけてブラジルと日本を繋ぐトンネルをファベーラ内にあるステージに描きました。デザインの決定の遅れや天候などにより当日実行できるか心配もありましたが、お手伝いのスタッフの協力のおかげで絵を完成することができました。
日本祭りが終わり一週間ほど経った先日モンチアズールで働く日本人スタッフ8人が集まって反省会をしました。自分の分担の仕事に関する反省、全体的な感想、そして次はどんな日本祭りをしたいか意見を出し合いました。コンセプトや目的が弱すぎたと言う人、日本を知ってもらうのと同時に私たちがより一層ブラジル、モンチアズール、ファベーラ、モンチアズ―ルに住む人々のことを知れたという人、自分の創造力をもっとみにつけたいと思った人、この祭りで感じたことは本当に人それぞれでした。
わたしたちが立ち上げた日本祭り、しかし、たくさんの方々の協力なしでは創り上げることができませんでした。寄付を下さった皆様をはじめ、モンチアズールの職員、ボランティア、焼きそばのシェフ、お手伝いしてくださった日本人の方々、そして日本祭りを盛り上げてくれたファベーラのみんなに感謝申し上げます。Muito obrigada! ありがとうございます。
また、一緒に企画を練ってくれたモンチで働く日本人ボランティアのみんなにも私からお礼が言いたいです。とし、そうご、あちん、新光、黄海、ゆきな、なっちゃん、みんなありがとう、お疲れ様でした!!
＊今回の日本祭りの売上金はモンチアズールの活動資金として寄付させていただきました。ご協力ありがとうございました。
2009.12.9
佐々木麻衣子
皆さんの想像以上にモンチアズールの子どもと人々に喜びと幸せを運んだことでしょう。それはすぐには目には見えないことですが、今までのボランティアたちの成果そして皆さんの今回の成果は子ども達に又次なる日本祭りを期待する夢を与えています。ファヴェーラという経済的ハンディを背負った地域に経済やお金ではない精神的な喜び、希望を与えることをしたのだと思いますよ。
本当にご苦労様！！！！
Massa
チームの結束力だね。"chegou no japao"!っていうかけ言葉というか
テーマがおもしろい！その年その年で、それぞれがいろんなことを考え
ていて、それが20年以上続いていると思うと、この繋がりはすごいなあ
と思ってしまいます。「みんなが期待しているから毎年やらなくちゃいけない」
と何かに追われて準備をしていて、会議も行き詰っていたときにウテさんが
自分たちが楽しめないようなら、無理にやらなくてもいいというような
ことを言ったこときっかけに、私たちの代は考え方をあらためました。
本当、たくさんの協力者とともにいろんなことをやるのって大変だった
と思います。お疲れさまでした！私たちのときは、翼がその大変な
役目を引き受けてくれたけど、必ずそういうお役目の人が毎年いるん
だよね。まとめ役がいなかったら、バラバラになってしまうから。
日本祭りが終わった直後は、2度はこういうのきついなあっと
こぼしました 笑 でも年月が経ち、振り返ると、やっぱりあれを
やり遂げたことは大きかったなあと思います。
日系の親戚がfavelaなんて物騒なところで…と心配していたんだけど、
日本祭りの当日に来てくれて、いい仕事だねとにっこりして帰って
いったのを覚えています。