水彩画の授業

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私の働いてるペイーニャの学童保育では、毎週月曜日に水彩画の授業が教育者のために開かれています。先生たちが子どもの年齢に合わせた無理のない授業をするために、モンチアズールの絵の先生が学校に来て教えてくれます。私も、ポルトガル語の理解に苦労しながらも参加しています。
水彩画は気を落ち着ける効果があるらしく、週のはじめに行っています。また多くの先生も子どもための水彩画の授業を月曜日に行っています。

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年齢に合わせた授業とはどんなものか?聞いてみたところ・・・

6~7歳までの子どもは地に足が着いていなく、現実性がない。ファンタジーの世界を描けることができる。
8歳の子どもは色と物事の関係性を考えることができる。例えば、赤なら愛や恋愛、けんかや血などを想像しながら描くことができる。
9歳の子どもは創造性を持っている。例えば、子どもによって、太陽が赤だったり、黄色だったり、オレンジだったり、と創造性を持って絵を描くことができる。
10歳の子どもは、物の形をはっきり描くことができる。
11歳の子どもは、観察として絵を描くことができる。私たちが理科の授業で虫や花や葉を観察したのと同じだ。
12歳になるとしっかりと地に足を着け現実を見ることができるようになる。光と影を感じ、遠近法などの技法を使って風景画を描くことができる。

このように子どもの年齢に合わせた絵の授業を絵の先生と一緒に考えています。

今週の月曜日は、教育者一人ひとりが王子様とお姫様を想像して水彩画を描きました。
水彩画を描いた後、一人ひとり想像した王子様、お姫様にまつわる物語を語って意見を出し合いました。
さすが先生達・・・想像力があって、物語が広がる広がる。そして、意見もたくさんでます。
私にとって、少し難しい授業だけれど、とても興味深い一時間です。

モンチアズールの教育者たちは常に、この授業はなぜするのか、この授業の何が子どもにとって大切なのか、考えながら活動しているのです。

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このページは、maikoが2010年3月24日 09:01に書いたブログ記事です。

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