CRI勉強会の最近のブログ記事

大分前の話になりますが・・・、5月24日、横浜ワールドポーターズにて5月のバイオグラフィー勉強会が開かれました。


今回は自分の気質を知る事からスタート。


なんでも、シュタイナーの考えでは人には4つの気質があって、


火ー胆汁質
風ー多血質
土ー憂鬱質
水ー粘液質


という4つのものを備えているらしい。                                                                                                     


そして人が持っている各気質のバランスは


生まれつき持っているものと成長の過程で身につけていくもの、


によって変わってくる。


面白いのがこの気質は、その人の特徴を表す性格診断のようなものだって事。                                                                  

 


各気質の特徴をざっくり挙げてみると、


・胆汁質は動作がテキパキとしていて、行動が激しく、決断力がある人。
(体育会系的な人)


・多血質は人当たりが良くて、色々な事に関心を持っていて、飽きっぽい。


・憂鬱質の人は冷静、内向的、自分に凄く関心がある。持続力がある。


・粘液質の人はマイペースで、寝る事、食べる事、休む事が好き、待つ事が得意という人。(生命維持装置のような人)

これだけでも大体自分の持っている一番多い気質が分かっちゃう気がする笑                                              

そしてシュタイナーの教育現現場では子供達が持つこの4種類の気質を把握して、それれぞれにあった育て方をするそう。


そうして成長するにつれて他の気質も身につけていき、それぞれをバランス良く持ち、その時々のシュチュエーションに合った使い分けが出来るようになっていくのが理想なんだとか。

                                                                               


そんな風にひとしきり性格診断のような事を楽しんだ後、


今度は粘土を使ってワークショップ。

今回のテーマは粘土を使って、『自分が7歳〜14歳の間で続けていた事』を粘土で表現すること。


粘土なんてずいぶん久しぶりだったけど、触っていると段々リラックスしてきて、自分が表現したいものが頭の中にぽわーっと浮かんできた。


                                                    
きっと子供の時もこんな感じでいつも粘土をいじって遊んでたんじゃないかな?


                                                                                                
それに、こうやって粘土に触れていると、当時の事が色々と思い出されてくる。そうすると、俺って結構おとなしい子共だったんだなぁ、とか当時は今以上に口べたで、自分が思った事、感じた事をどう表現して良いかわからなかったなぁ、とか頑固な所は昔からかわらないなぁとか、自然と自分の過去を振り返る事が出来る。 

                                                                               
大人になってから思い出せなくなっていた幼い頃の記憶、そういうものに浸りながら、そこから辿り着いた今の自分を見つめ直す事で、現在の自分を再認識。
                                                    


今の自分に至った過程を振り返る事って、自信につながったり、目標を再確認できたり、今の自分の生き方に誇りを持てるようになる、そんな気がする。

                                                        

さて、自分の世界に浸ってあれこれしているうちに皆の傑作が完成!
当然皆それぞれ作るものが違って面白い。

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その後は少人数のグループに分け、
1、この作品はどんな状況を表現したものか。
2、その時に思っていた事、感じていた事。
3、それが今にどんな影響を与えているか。
を語る。
                                                                                                                         


何だか粘土で作った自分の記憶を人に見せるのって、自分の中に隠れている、普段は見えない本質を人に見せるようで、ちょっと恥ずかしい。でも、だからこそ口べたな子供の頃はこうやって精一杯両親とか保育園の先生達に自分を分かってもらおうとしてたんだと思う。


                                                                                  
けれど、粘土を通じてしまうとこれがちっとも嫌じゃなく、言葉に出すよりすんなり周りの人に自分の内面を見てもらえる。

                                          


いまは砂遊びとか、ナニナニごっこだとか(たいていレンジャーものだった笑
)、粘土遊びなんかしなくなってしまったけど、


 
こういう子供の遊びって、小さい頃の自分にとって楽しいだけじゃなく、すごく大事なことだったんだなって気づいた。
 


あとはそれぞれ自分で感じた事、気づいた事をどう活かしていくか、を自分で考えていく。

                                                                                  


これで今回の勉強会は終わり。

この勉強会はシュタイナー教育についての勉強会としてやっているけど、毎回気持ちが安らいで結構良いリラックスになってます。


                                               

                                                                             

次回の6月分の勉強会は7/5(日)。


次回は10代後半~20代初めの自分に焦点を当て、


私はどこから来たのか、私は何者か、私はどこへ行くのか
・・・眩い陽の光の中、ふとそんな思いが過ったあなたへ

自分の来し方を観察し、自分の中にある沢山の"宝物"。


ワークショップを通じその "宝物"に隠されているメッセージを読み取り、これからの生き方へとつなげていく、という内容です。
                                                                                                                                    

最後に5月の勉強会でやった気質診断の仕方を載せるので興味のある方はやってみて下さい。当てはまる事柄はいくつチェックしてもかまわないです。                                                     

以下の事柄で当てはまるものを全てチェックして下さい。
                                                                                 

あなたはどちらかというと丸く肉付きが良い体をしている。   --p

    やせて細長く骨張った体つきをしている。       --m

    がっしりした、いかり肩で、筋肉がかたいほうだ。   --c

    ふつうの体をしている。               --s


あなたはかかとをしっかりつけて地面を蹴るように歩く。    --c

    どちらかというと、ゆったりした歩き方をする。    --p

    足をあまり上げないで、こはばで歩く。        --m

    つま先をたててぴょんぴょんと急いで歩く。      --s


あなたは話好きでとちゅうから、話題がどんどんかわる。    --s

    話をすると、ついはげしくいい合うことがある。    --c

    話をすることがあまり好きではない。         --m

    ゆっくりと静かなテンポで話す。           --p


あなたは色々なものに関心をもつがすぐにあきる。       --s

    めんどうなことにあうと、あきらめてしまうことがある。--m

    みんなの先頭になって、何でも決断する。       --c

    まわりの人がさわいでいても気にならない。      --p


あなたはふだんでもじいっとしているのが好き。        --p

    ちょっとしたことでも考えこむことが多い。      --m

    他人のことが気になり、ついおせっかいをすることがある。--s

    ささいなことでもすぐに興奮することが多い。      --c


あなたは初めて出会った人と、すぐに友達になれる。       --s

    いつもゆっくりとご飯を食べるのが好き。        --p

    他人の言っていることが、間違っているとがまんできない。--c

    ひとつのことを深く知りたいと思う。          --m

                                                                                                                        

c--胆汁質
s--多血質
m--憂鬱質
p--粘液質
                                                                                 


また、各気質について詳しく知りたい方はyahooで『シュタイナー 気質』と
検索すれば出てきます。
                                                                                               

ではまた次回。

4月11日に横浜でバイオグラフィー勉強会が開かれました。
当日は、モンチアズールでのボランティア経験者、またボランティアに挑戦しようと考えている人も集まりました。そのことで、つながりができ、情報交換ができ、非常に有意義だったと思います。

それでは勉強会の内容を。

まず、はじめに、たくさんの種類のポストカードから自分の直感を頼りに1枚を選びます。そして2人でペアを組み、そのポストカードを選んだ理由をペアの相手にゆっくり話していきます。
次に、全員が輪になり1人1人のポストカードを選んだ理由を、自己紹介がてら話していきました。
当たり前ですが、ポストカードを選ぶ理由は人それぞれです。カードから自分の今の気持ちを連想する人、性格を連想する人、未来を連想する人。他人の選んだ理由を聞くのは、非常に興味深かったです。

それが終わると、今度は絵を描いていきます

突然ですが、自分の一番最初の記憶ってみなさん覚えていますか?いつごろで、どんな記憶ですか。あるようでないような人が大半ではないでしょうか。
僕の最初の記憶は3、4歳の頃です。弟をお風呂に入れる母親を、1人で泣きながら待っている記憶があります。

ここでは、そんな記憶を頼りにしながら、自分が幼少期に遊んでいた一番古い記憶を絵にしていきます。
相変わらず絵を書くのは下手くそだなーと思いながら、何年ぶりかに使うクレヨンで書きすすめていきます。

そして、3人でグループになり、自分が書いた絵をもとに、そのとき何を思っていたか、何を考えていたか、どんな子供だったのか、今の自分とのつながりは何かを話していきます。

僕の場合は、プラレールという電車のおもちゃで遊んでいる絵を描きました。僕は、グループで話しているうちに、
一人で黙々と何かに没頭するのが好きだったなぁ...
母親がいないとすぐに不安になり、泣いてしまう...
人見知りが激しかった...
小学校1年のときは不登校になった...

そうやって、遊んでいたときの絵を頼りに話していくと、幼少期の記憶が少しずつよみがえってきました。「三つ子の魂百まで」という言葉があるように、このときの記憶を掘り下げていくと、ぼんやりですが今の自分を形作る要素が見えてきます。
それは、突き詰めていくと光の部分であり、影の部分であり、認めたい部分であり、認めたくない部分なのかもしれない...
自分を振り返っていくのは、面白いですが、同時に怖いものでもあるような気がしたのは僕だけでしょうか。


バイオグラフィーの勉強会で、もう一つ興味深いことを教えてもらいました。

「ミラーリング」と言って、ある年代に起こったできごとが、ある年代になるとまた現れるのだそうです。

0歳→42歳
   ・
   ・
7歳→35歳
   ・
   ・
14歳→28歳


ちょうど21歳を境に、人生をパタンと折りたたんでしまったような感じです。
(実は42歳以降もミラーリングは続くのですが・・・)

でも別に、7歳の時に大病したからといって35歳にも大病を患うということではなくて、何らかの形でまた現れるということだそうです。

そこで、私たちがしたワークショップが・・・

画用紙に大きなVを描き、左上に0歳。 右上に42歳。 そしてVの一番下に21歳を書き込み、
自分たちの人生に起きたことを左側に、その時感じていた感情を右側に書き出してみました。

そうすると、対応している出来事とかが分かるんだそうです。


そこで、みんな机に向ってモクモクと自分の人生に起こった出来事を書き出していったのですが・・・

全然覚えていない・・・!(><)
時間がなかったってのもあるけど、小学生以前のとこが真っ白・・・!


断片的な記憶はあるけど、それがいつのことやらサーッパリ思い出せない。


でも一つだけ。なるほど!と思ったこと!

実は最近、やたらと犬が気になっています。

「人を癒すペットたちは本当に癒されているのか」というパンフレットをもらったのがきっかけなのですが、野良犬や飼いきれなくなった犬たちが保健所で殺処分をうけてることにひどく興味がいくようになりました。

前から気になっていた問題なのですが、最近特に。。。

そしたら、28歳の今と対応する14歳の頃の夢が「盲導犬の訓練士」になることだったのを思い出しました。

形は違うけれども、犬つながり。

ミラーリングなのですかね。。。?


勉強会が終わったあと、参加された方が

「いや~自分の人生なんて振り返ることなんてなかったし、まして他人に語るなんてなかったからおもしろかったわ!」と言っていました。

確かに自分の人生をコツコツ年表にするなんてあんまりないし(笑)

他人に話すことで、セラピー効果もあったりして☆

こうやって何かの機会に、自分の人生を振り返って形にしてみるっていいかもしれません☆



暖かくなってきたと思ったら、いらん花粉症も全開の季節となりました。

花粉症の私は、鼻水と目のかゆみに必至に耐えてます。

そして追い打ちをかけるように、朝から鼻血がとまりません(´Λ`;)

明らかに鼻のかみすぎと、乾燥が原因です(涙)


さてさて、そんな花粉にも負けず、2月15日(日)の勉強会には10名もの人が参加してくれました!
(この日も花粉全開やったね・・・!)

参加者は20代から60代まで。

リラックスして始めるために、まずは「Tristeza」というブラジルで有名なサンバを歌うことから勉強会はスタートしました。

なんかこう書くとすごそうに聞こえるけど(^^;)

勉強会の始まりに、ジャカジャカ、サンバ。 さすが。 なんでもあり。みたいな。

いやいや、サンバはサンバでも「Tristeza」はゆっくりとしたサンバです。

たぶん、誰もが一度は聞いたことあるくらい有名な曲です。

前代未門のジェスチャー付きのサンバを歌い終わって、完全にリラックスした中、勉強会は始まりました☆


12月から始まった「バイオグラフィー勉強会」ですが、小さいものも入れると、今回で3回目。このバイオグラフィーはルドルフ・シュタイナーという人が始めた人智学に基づいたもので、彼独特の哲学によって構成されています。

シュタイナーによるバイオグラフィーを簡単に説明すると・・・

人生は7年周期で廻っており、個々の周期で違った発達や成長をする

例えば、0~7歳は「善」倫理観を学ぶ
7~14歳は「美」美的感覚の基礎を養う
14~21歳は「真」真理への感覚と健全な批判精神を養う
21歳~28歳はあらゆることを体験したい、理想主義のかたまり、社会への怒りのエネルギーを使う
28歳~35歳は・・・(省略)

という感じで、続いていきます。
なんと、シュタイナーに言わせると、人が完全な大人になるのは42歳(!)だそうです。
なんか、そう考えるとまだまだですね~・・・

バイオグラフィーを勉強していると、あまりに人生が長過ぎて、気が遠くなるときがあります(^^;)

創造性を学んでいくのは、なんと49歳から!
創造性ないな~なんて、今悩む必要もないかも!



勉強会では、そんな人生の流れを勉強しつつ、ある年代に焦点をあて、絵を描いたり、グループになって話し合ったりもします。

日曜日は、14~21歳に焦点をあて、その期間に出会った「自分の本質をついた言葉」を言われた、また自ら発した瞬間の絵を描き、グループで話し合いました。

真実を探し求める、理想の芽が出てくる時期だけに、参加者から出てきたのは
自分の夢を叶えるために後押ししてくれた言葉や
自分の存在意味を表した言葉、
ライフテーマに出会うきっかけをくれた言葉などがありました。


バイオグラフィーを勉強するって、基本的には自分の人生を振り返ってみることなのですが、講師の先生曰く、「自分を知ることは他人を知ること」だそうです。

このワークショップだけでも、その人がどういう人生を今まで歩んできたのかということが、本当に一端ですが、感じることができます。

雑踏の中ですれ違えば、ただの他人。でも、こうやってその人を知った瞬間、その人が自分の中でとても大きくなる気がします。たとえ、どうしても嫌いな人でも、その人を知れば少しは好きになるかもしれないって思わされます。

2009年7月

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