モンチアズールの外国人ボランティアは月に一度会議をすること
になっています。

昨日の午前中はその会議がありました。普段なら12名のボランテ
ィアとモンチアズールの職員である4人のボランティアコーディ
ネーターが出席するのですが、ブラジルは現在冬休み中のため、
旅に出ているボランティアもいて、昨日の会議に出席したのは合
わせて10人でした。

いつも会議の内容は主に2つあって、1つはボランティアが普段
の生活や仕事での問題点を解決するための話し合いです。

もう一つは、会議に出席する誰か1人が自分の生い立ちを語ると
いうことをしています。

そして、今日の会議では私が自分の生い立ちを話すことになりま
した。

1週間ほど前から何を話そうか考えていたのですが、どうせ私の
短い人生を語ってもつまらないし、何か日本の文化でも紹介しよ
うかなと思っていました。

"そうだ、私が他のボランティアとは違う点を話そう。"

ヨーロッパから来るほとんどのボランティアは高校を卒業し、大
学に入る前の1年間を海外で活動し、自分がこれから何をしたい
のか探している。

一方、私は18才で大学に入学してから、どのような経緯で学び、
ブラジルで活動し、日本に帰りなぜ再びブラジル、モンチアズー
ルに戻って来たのか。


IMGP8461.JPG
会議で話すとしのり。


一通り私の大学生活を話した後、私が一番強調したかったこと、

"では、なぜ私はモンチアズールに戻ったのか。"

それをみんなにわかってもらうために、簡単なアクティビティー
を用意しました。

ボランティアの6人に、
「モンチアズールで活動して学んだこと」

ボランティアコーディネーターの3人に、
「外国人ボランティアはモンチアズールで何を学んでいると思う
か」

を各自の紙に書いてもらいました。

その後、3人グループに分かれて、各自が書いたことをグループ
で共有し、その中で何が一番大切かを各グループで話し合って決
め、発表してもらいました。


IMGP8462.JPG
グループで話し合うボランティア。左から日本人、ドイツ人、アルゼンチン人。


IMGP8464.JPG
ボランティアコーディネーターの3人。

さて、私たち外国人ボランティアはモンチアズールで何を学んで
いるのでしょう。


20090704
TOSHI

わんこそば早飲み大会?

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時は少し遡るのですが、実は先日サンパウロの日系人街で行われ
た岩手県人会主催のわんこそば大会に参加しました。

大会というのは、わんこそばの早食い対決です。それを聞いたモ
ンチアズールの日本人ボランティア3人組は、闘志を燃やして挑
んだのでした。

ヒーローは遅れて到着するというスチュエーションで、3人は会
場に13時に到着。すでに会場はおそばや餃子、おにぎりを味わっ
ている人でいっぱいでした。早食い大会は15時からと聞き、久し
ぶりの餃子を少しだけいただいてウォーミングアップ完了。

参加者は男性が約30名、女性が4名と男性陣の争いはなかなか激
しくなりそう。顔ぶれを見ても、ブラジルに柔術を習いに来てい
る日本人の若者などでなかなか強豪ぞろい。

私たちの前のグループの人が2分間で55杯を食べて暫定1位。私た
ち3人はそれを見て、とにかくそばを食べずに飲み込もうという
作戦を立てた。


IMGP8066.JPGのサムネール画像
「よし、もっと来い!」(そうご)


IMGP8065.JPGのサムネール画像
「うん、なかなかうめぇな。」(たし)


IMGP8064.JPG
「うっ、苦しい・・・飲めない。。。」(とし)


苦戦を強いられたが、なんとそうご君が55杯を完食!!

1位に並んだため予定外の優勝決定戦へ。そこでもそうご君は57
杯を食べたものの、残念ながら相手は75杯食べていた。すごい、
1.6秒で1杯食べていたことになる。

次は焼きそば早食い大会があると聞いて、リベンジに燃えていま
す。


20090701
TOSHI

大分前の話になりますが・・・、5月24日、横浜ワールドポーターズにて5月のバイオグラフィー勉強会が開かれました。


今回は自分の気質を知る事からスタート。


なんでも、シュタイナーの考えでは人には4つの気質があって、


火ー胆汁質
風ー多血質
土ー憂鬱質
水ー粘液質


という4つのものを備えているらしい。                                                                                                     


そして人が持っている各気質のバランスは


生まれつき持っているものと成長の過程で身につけていくもの、


によって変わってくる。


面白いのがこの気質は、その人の特徴を表す性格診断のようなものだって事。                                                                  

 


各気質の特徴をざっくり挙げてみると、


・胆汁質は動作がテキパキとしていて、行動が激しく、決断力がある人。
(体育会系的な人)


・多血質は人当たりが良くて、色々な事に関心を持っていて、飽きっぽい。


・憂鬱質の人は冷静、内向的、自分に凄く関心がある。持続力がある。


・粘液質の人はマイペースで、寝る事、食べる事、休む事が好き、待つ事が得意という人。(生命維持装置のような人)

これだけでも大体自分の持っている一番多い気質が分かっちゃう気がする笑                                              

そしてシュタイナーの教育現現場では子供達が持つこの4種類の気質を把握して、それれぞれにあった育て方をするそう。


そうして成長するにつれて他の気質も身につけていき、それぞれをバランス良く持ち、その時々のシュチュエーションに合った使い分けが出来るようになっていくのが理想なんだとか。

                                                                               


そんな風にひとしきり性格診断のような事を楽しんだ後、


今度は粘土を使ってワークショップ。

今回のテーマは粘土を使って、『自分が7歳〜14歳の間で続けていた事』を粘土で表現すること。


粘土なんてずいぶん久しぶりだったけど、触っていると段々リラックスしてきて、自分が表現したいものが頭の中にぽわーっと浮かんできた。


                                                    
きっと子供の時もこんな感じでいつも粘土をいじって遊んでたんじゃないかな?


                                                                                                
それに、こうやって粘土に触れていると、当時の事が色々と思い出されてくる。そうすると、俺って結構おとなしい子共だったんだなぁ、とか当時は今以上に口べたで、自分が思った事、感じた事をどう表現して良いかわからなかったなぁ、とか頑固な所は昔からかわらないなぁとか、自然と自分の過去を振り返る事が出来る。 

                                                                               
大人になってから思い出せなくなっていた幼い頃の記憶、そういうものに浸りながら、そこから辿り着いた今の自分を見つめ直す事で、現在の自分を再認識。
                                                    


今の自分に至った過程を振り返る事って、自信につながったり、目標を再確認できたり、今の自分の生き方に誇りを持てるようになる、そんな気がする。

                                                        

さて、自分の世界に浸ってあれこれしているうちに皆の傑作が完成!
当然皆それぞれ作るものが違って面白い。

DSC_0080.JPGDSC_0081.JPGDSC_0082.JPG
                                                           

その後は少人数のグループに分け、
1、この作品はどんな状況を表現したものか。
2、その時に思っていた事、感じていた事。
3、それが今にどんな影響を与えているか。
を語る。
                                                                                                                         


何だか粘土で作った自分の記憶を人に見せるのって、自分の中に隠れている、普段は見えない本質を人に見せるようで、ちょっと恥ずかしい。でも、だからこそ口べたな子供の頃はこうやって精一杯両親とか保育園の先生達に自分を分かってもらおうとしてたんだと思う。


                                                                                  
けれど、粘土を通じてしまうとこれがちっとも嫌じゃなく、言葉に出すよりすんなり周りの人に自分の内面を見てもらえる。

                                          


いまは砂遊びとか、ナニナニごっこだとか(たいていレンジャーものだった笑
)、粘土遊びなんかしなくなってしまったけど、


 
こういう子供の遊びって、小さい頃の自分にとって楽しいだけじゃなく、すごく大事なことだったんだなって気づいた。
 


あとはそれぞれ自分で感じた事、気づいた事をどう活かしていくか、を自分で考えていく。

                                                                                  


これで今回の勉強会は終わり。

この勉強会はシュタイナー教育についての勉強会としてやっているけど、毎回気持ちが安らいで結構良いリラックスになってます。


                                               

                                                                             

次回の6月分の勉強会は7/5(日)。


次回は10代後半~20代初めの自分に焦点を当て、


私はどこから来たのか、私は何者か、私はどこへ行くのか
・・・眩い陽の光の中、ふとそんな思いが過ったあなたへ

自分の来し方を観察し、自分の中にある沢山の"宝物"。


ワークショップを通じその "宝物"に隠されているメッセージを読み取り、これからの生き方へとつなげていく、という内容です。
                                                                                                                                    

最後に5月の勉強会でやった気質診断の仕方を載せるので興味のある方はやってみて下さい。当てはまる事柄はいくつチェックしてもかまわないです。                                                     

以下の事柄で当てはまるものを全てチェックして下さい。
                                                                                 

あなたはどちらかというと丸く肉付きが良い体をしている。   --p

    やせて細長く骨張った体つきをしている。       --m

    がっしりした、いかり肩で、筋肉がかたいほうだ。   --c

    ふつうの体をしている。               --s


あなたはかかとをしっかりつけて地面を蹴るように歩く。    --c

    どちらかというと、ゆったりした歩き方をする。    --p

    足をあまり上げないで、こはばで歩く。        --m

    つま先をたててぴょんぴょんと急いで歩く。      --s


あなたは話好きでとちゅうから、話題がどんどんかわる。    --s

    話をすると、ついはげしくいい合うことがある。    --c

    話をすることがあまり好きではない。         --m

    ゆっくりと静かなテンポで話す。           --p


あなたは色々なものに関心をもつがすぐにあきる。       --s

    めんどうなことにあうと、あきらめてしまうことがある。--m

    みんなの先頭になって、何でも決断する。       --c

    まわりの人がさわいでいても気にならない。      --p


あなたはふだんでもじいっとしているのが好き。        --p

    ちょっとしたことでも考えこむことが多い。      --m

    他人のことが気になり、ついおせっかいをすることがある。--s

    ささいなことでもすぐに興奮することが多い。      --c


あなたは初めて出会った人と、すぐに友達になれる。       --s

    いつもゆっくりとご飯を食べるのが好き。        --p

    他人の言っていることが、間違っているとがまんできない。--c

    ひとつのことを深く知りたいと思う。          --m

                                                                                                                        

c--胆汁質
s--多血質
m--憂鬱質
p--粘液質
                                                                                 


また、各気質について詳しく知りたい方はyahooで『シュタイナー 気質』と
検索すれば出てきます。
                                                                                               

ではまた次回。

第1回教育キャンペーン

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先週の話ですが、6月20日(土)に「Alianca pela Infancia」と
モンチアズール協会と共催しての教育フォーラムが行われました。

このフォーラムは、CRIが今年度、保育園建設プロジェクトと
並行して行う事業として、郵便貯金・簡易生命保険機構から
国際ボランティア貯金寄付金を配分していただいて実施しています。


IMGP8199.JPG

今年度に3回行う教育キャンペーンの1回目は、優秀な教育者に
約3時間の講演をしていただくという形になりました。

講演のテーマは、「子どもたちの孤独の声」と題して、現代の子ども
たちはどのような孤独を感じているのか、そしてその孤独は子どもに
とって決して悪いものばかりではないということを話されていました。

例えば、子どもが教室の隅で一人人形遊びをしているとします。この
状況で、子どもは寂しさを感じているとは限らず、その子にとって
一人でいることが大切なリズムなのかもしれません。

こういった子どもの様子を教育者や親はよく理解し、子どもの良い
孤独を妨げないように心がけ、悪い孤独から守ってあげなければ
なりません。

そのためには、一体どんな方法があるのでしょうか。


IMGP8202.JPG
講演するアドリアーナさん

20090629
TOSHI

モンチアズールコミュニティ協会では、私たちが建設プロジェクトを行っているファベーラから200メートルほど離れた場所に文化センターを運営しています。

その文化センターは、普段は協会の事務所や子どもたちを受け入れる学童保育として機能していて、仕事が終わった夕方5時以降や土日は、さまざまな文化活動が行われています。例えば、英語教室やギター教室、土日は劇やバンドの講演があり、地域の人々でにぎわっています。

因みに、私たちもその文化センターにて、毎週火曜日の5時半から日本語教室を開いています。

そして今日は、そこで各活動がお互いに自分たちの活動を発表するというイベントが催されました。


IMGP7587.JPG
「モンチアズール文化センター」

その発表の中でも、一番の盛り上がりを見せたのはカポエイラ教室の発表です。

ご存知も人も多いかもしれませんが、カポエイラとはブラジルの武道のことで、ダンスと格闘技をミックスしたようなものです。日本で言うところの空手のようなものでしょうか。カポエイラの魅力は、楽器で音楽を奏でる人がいて、みんなでで歌って楽しめるところです。一種の舞踊とも言えますね。


IMGP8232.JPG
終盤になるとスピードが増し、迫力満点です。

200906212
TOSHI

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