第2回教育キャンペーン

| コメント(1) | トラックバック(0)

IMGP9961.JPG

今年度CRIは、モンチアズールでのプロジェクト活動として、保育園建設事業と並
行して、教育者、保護者に対する教育に関する啓発活動を実施しています。

その教育に関する啓発活動ですが、先月21日(土)、モンチアズールと協同して
*Alianca pela Infancia「子ども時代のためのアライアンス」主催の教育キャンペー
ンをサンパウロ市内の教育者を対象に実施しました。

内容は、1時間半の講演と、その後教育者同士のディスカッションです。テーマは
「子どもとテクノロジー」。テクノロジー(テレビやパソコン、テレビゲームなど現代の
科学技術の発展)が子どもにどのような影響をもたらすのかということが、主な内
容です。

目標100名の参加者招待を企画していた今回のキャンペーンですが、当日来られ
たのはたったの30数名。目標の3分の1でした。
最大の原因は、日程設定が悪かったこと。この日の前日は祝日とあって、3連休の
真ん中でした。一緒に企画していた職員がそれに気づいたときにはもう日程を変
えることはできず、やはり当日に参加者が集まりませんでした。

しかし、僕はその祝日のことを前々から知っていました。僕は企画している職員は
もちろん知っていると思っていました。あえてこの日を選んでいるんだと思っていま
した。完全なコミュニケーション不足でした。

ときどき、現地の職員と仕事をしていて思いますが、彼らは本当にこのような社会
福祉活動をして、現地の人たちの生活をよくしようとか、社会における問題を解決
しようとか本気で考えて取り組んでいるのでしょうか。
今回のキャンペーンも郵便貯金・簡易生命保険管理機構の国際ボランティア貯金
からの支援を受けて実施しましたが、本当にこの支援を最大限に活用しようと考え
ているのでしょか。ときどき疑問に感じることもあります。
みなさんはどう思いますか。


*Alianca pela Infancia「子ども時代のためのアライアンス」とは?
http://www.aliancapelainfancia.org.br/japan/default.aspをご覧ください。


2009年12月7日
福井俊紀

ロゴ.jpg

こんにちは!!WorldFut共同代表の三井俊介です。前回も1度だけCRIさんのブログに登場させていただきました。私自身について、またWorldFutについてはそちらをご覧になっていただけると幸いです。
前回記事→http://www.cribrasil.org/blog/monteazul/2009/11/post-47.html

若干前回投稿させていただいたブログの予定とはずれましたが、無事二つのイベントを行うことができました。

まず11月7日にチャリティーフットサルマッチを開催しました。カナダで出会った、ブラジル人の友達に話したところ、コート、選手と集めてもらいました。
友達についてきてもらって、少年団に寄付するグッズを選んでいるとき、「少しでも安いもの」を求めていました。それも当然のこと。予算が限られているからです。できるだけ安く抑えたい。そこでふと思ったんです。「なるほどね。こうやって援助物質は質の低いものに必然的になり、物品提供しても、すぐにゴミと化してしまい、意味のないものになるのだな。」と。意味のない援助と呼ばれるものを聞いた時、こいつらバカだろうとか思っていましたが、同じことをしようとしていました。ただ勉強して、批判するのと、実際にやってみるのでは天と地の差があると感じました。

①サンタマウロ.JPG
サンタマウロでの市場の様子。ここでグッズを購入しました。


大会は無事に行われました。しかしものすごく困難なものでありました。一番難しかったのが「オーガナイズする」ということです。イベントなのだからしなければならない、しかし言葉が通じない。自分でその場で伝えたいことを、すぐに伝えられない。自分の言葉で伝えられない。友達を介してじゃないと伝わらない。それが難しかったです。

②会場となった小学校.JPG
チャリティー大会の会場となった小学校です。

写真⑧ 団旗.JPG
コンテンツとしてWorldFutフラッグに子供たちへのコメントをいただきました。これが少年団の団旗になります。

④優勝賞品としてトロフィーも準備しました。.JPG
優勝賞品のトロフィーです。言葉は自分で作成しました。

写真⑤全体集合.JPG
集合写真です。何人か帰ってしまいましたが、なんとか撮影できました。

そして11月14日に、モンチアズールにてサッカー少年団を開校しました。少年団を始めるためのコートの交渉、そしてコーチとの交渉。子供たちに告知するためのフライヤーの作成。またモンチアズールのトップのヘナッチさんとのお話の機会など、これらすべてのことをモンチアズール現地スタッフの福井さんに助けていただきました。

写真⑥コーチをしていただける、ダニエルさん.JPG
コーチをしていただける、ダニエルさん

そして、当日。最初に私からのメッセージ。福井さんにポルトガル語に直していただきました。その後、カナダでのチャリティー大会で購入し、ブラジルに送付したサッカーボールとブラジルでの大会の収益で購入したサッカーグッズの贈呈を行いました。カナダからの長い物語がつながった瞬間でした。そして写真撮影と行い、少年団が開始されました。

写真⑨ グッズ.JPG
贈呈した物品。ボール5つ、びぶす10枚、コーン12個、ホイッスル1つです。

写真⑩ 代表挨拶.JPG
子供たちへのメッセージです。自分と福井さんで行いました。

写真⑪ 全体集合写真.JPG
全体集合写真です。当日は日本人ボランティアの方々も駆けつけてくれました。]

途中雨も降りましたが、そんなのお構いなしに続ける子供たち。また日ごろは、子どもたちも友達同士で対立することはあっても、コーチのような人に怒られるということはないのです。しかしこのクラブではそれがあります。ダニエルさんというコーチの人に怒られる。子供も対抗するのですけども、彼にまたガツンといわれて、「ちくしょー!!」ってなる。どこかでもうれしそうなオーラを感じました。これがスポーツから学べるひとつの大きなものだと思います。
最後ダニエルさんに、「これからがんばって、続けてください。」って言った時、「おじいさんになってよぼよぼになっても続けるよ。やめないよ。」って言ってくれ、固い握手を交わしました。言葉にすると陳腐になってしまいますが、ものすごく感動しました。

写真⑫ 練習の様子.JPG
練習の様子

写真⑬ 雨が降り出しましたが、お構いなしに続けます。.JPG
雨が途中で降りましたが、子どもたちはお構いなしに続けました。

写真⑭ カナダ大会からのボール.JPG
カナダ大会の収益で購入したボールが無事、ブラジルの子供たちに届きました。

イベントを終えてみて、今回この二つのイベントを1か月という短期間でできたのには1つの大きな理由があると思います。それは自分がコミュニティーに属していたということです。最初のチャリティーサッカーマッチ。私がカナダで出会った友達が、私を彼のたくさんの友人に紹介してくれ、それによって、多くの友人ができました。その人たちを誘うことによって、チャリティーマッチは実現しました。またサッカー少年団の方も、モンチアズールさんに協力していただきました。特に福井さんの協力なしでは実現することは不可能でした。忙しい中、私の要望を丁寧に吸い上げ、そして通訳を行っていただいたり、さまざまなアドバイスをいただきました。当日もきていただき、大変いい開校式であったと思います。

この留学生活(カナダとブラジルでのイベント)を通して、多くのことを感じ、多くの事を考え、そして多くの事が自分の中で変わっていきました。それについて、1本のエッセイにまとめましたので、ご覧になっていただければ幸いです。

関わってくれた多くの方々に、ありったけの愛を込めて
心からありがとうございました。

2009年11月16日 
WorldFut共同代表 三井俊介


写真⑮.JPG

「生まれゆく光の中で」
http://ameblo.jp/pennta12/

はじめましてあつしです。
ブラジルに来て一月半が経ちました。
朝は従業員用の食堂、昼は託児所で働いています。
そして5時からが僕の本職、
『みちばた教育プロジェクト』
来て2週間ほどで、オーストリア人カップルとブラジル人2名、そして僕とで立ち上げたプロジェクトです。立ち上げたといっても僕なんかほんとポルトガル語がポルトガル語になっていないようなものなので、アイデアを一生懸命捻出しています。

この『みちばたプロジェクト』、どんなものかと申しますと、
僕らが活動するファベーラ(スラム)の中にはフットサルコート大の広場があるんです。
で、ここにたくさんの人々が集っています。
子供、大人、老人。
サッカーをしに来る人、
世間話をする人、
はたらくひと、
そして麻薬の売人まで。

そうなんです。ドラッグが子供の目の前で取引されているんです。
そして、10代前半の子供ですでにドラッグの闇に沈んだ瞳を持つ子供がいます。
これはいけないと思い。どうしたらいいか、共に問題意識を持つ仲間と考えました。
そこで、一つの指針が浮かび上がったのです。
『子供たちの生活を充実でいっぱいにしよう!』

好奇心盛んな年頃の子供たちは良いも悪いも情報でいっぱいです。
彼らは選ぶすべもなく、誘われるがまま、薬に手を出します。
だから、工作や音楽、運動などポジティブな活動を子供たちと共にすることで、
子供たちが闇の世界に興味を向ける隙なんかなくしてしまおう。と、考えています。
ただ、難しいですね。片言の言葉では子供たちにも馬鹿にされる。
ギターを教えてあげたくても、肝心のギターの数が足りない。
などなど、、、。
今はあれこれ模索しているところですが、いずれは住民主体の活動にしていきたいと考えています。
現在僕らが展開しているクラスは、ギター、リコーダー、カポエラ、ボディーパーカッション、プロミスリング作り、ダンス、折り紙、サーカス、などなど、それぞれが特技を持ち寄って、子供たちとの時間を過ごしています。

もし皆さんがブラジルに来ることがあれば、是非特技をご披露くださいませ!!

第1回子育て支援講向上講座

| コメント(2) | トラックバック(0)

先週4日(水)と昨日12日(木)に、第1回子育て支援向上講座を
モンチアズール・コミュニティ協会が支援するの地域住民
に対して行いました。

第1回目の講座は、人形作りワークショップです。
子どもの想像上の遊び相手の役目となる人形をお母さんたち
の手で作り、その必要性を学ぶというものです。


IMGP9803.JPG
講座は参加者全員が輪になって遊ぶアイスブレーキングで開始し、
参加者のお母さん同士のコミュニケーションを促す。


IMGP9807.JPG
写真左が今回の講座についてレクチャーするセリアさん。
写真中央が人形作りの先生エリゼッチさん。
写真右はアイスブレーキングの指揮を執ってくれた文化
教室の先生ニュートンさん。

IMGP9822.JPG

IMGP9814.JPG
作業するお母さんたち。こういった講座に参加することでお母さ
ん同士がお互いの関心事や悩みを話す機会となったことも今回の
講座の大きな成果です。

IMGP9828.JPG
日本から来られていたエリゼッチのお友達クミさんも人形作りの
アシスタントとして協力してくださいました。

IMGP9827.JPG

IMGP9860.JPG
一昨日の講座では、40名の参加者が集まりました。

IMGP9863.JPG

IMGP9880.JPG

尚、今回の講座は、独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構
から国際ボランティア貯金寄付金を配分していただき実施しており
ます。

20091114
福井俊紀

先週の金曜日、保育園や学童保育などの子どもたちを対象にフェスタ・ド・プリマベイラ(春のお祭り)が行われました。今、ブラジルの季節は春。それでも一日半袖で過ごせます。
モンチアズールの教育部門では季節やキリスト教に沿った行事がたびたび行われます。
当日はお昼ごはんに、保育園の料理場担当の人に頼まれ、日本人ボランティアがやきそばを作りました。
フェスタでは、普段は交流のない他の保育園の子どもたちと一緒にダンスを踊ったり、歌を歌ったりしました。


PB072958.JPG
僕の働く保育園の子どもたち。フェスタに向かいます。


PB062943.JPG
写真があんまりなかったので...

PB073031.JPG
春なので花冠を頭につけます。作る時間がなかったので花なしバージョン毛糸冠。


PB073034.JPG
フェスタの様子


僕も保育園で働いてそろそろ半年が経ちます。
最近は子どもたちも、とてもなついてくれようになってきましたし、、カタコトのポルトガル語ですが、ちょっとずつ僕の言うことを聞いてくれるようになってきました。馬鹿にされることが多いですが・・・
それでも子どもたちには愛情たっぷりに、これからも面倒をみていきたいと思います。

PA072489.JPG
仲良し4人組み

そうご
20091112

前の5件 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11
アーカイブ

2011年1月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

当サイトについて

最近のコメント

タグクラウド

リンクリスト