今まさにブラジルは冬に突入しています。
ブラジルといえば暖かいイメージをお持ちの方が多いと思います
が、私が活動しているサンパウロの冬はとっても寒いんです。
そんな近頃ですが、ブラジルらしい温まるお話を聞きました。
保育園の建設作業をお願いする建設職人のリーダー、ジョゼさん
はこの寒さからかれこれ25年ほど前のことをを思い出したようで
す。
彼は約25年ほど前に、暖かいブラジルの北東部から職を求めてサ
ンパウロにやってきました。都市部のファベーラに住むほとんど
の人はそういった過去があります。
「俺がここサンパウロに到着したときもとっても寒かったよ。だ
って俺は家もなかったから、建設現場で寝泊りしてたんだ。する
と夜になるとすごく寒いんだ。寒すぎて動けなかったよ。手も足
も感覚がなくなってさ。手を何とか動かすために、おしっこを自
分の手にかけて温めたこともあったよ。」
今度は、モンチアズールの図書館で、
「トシノリ兄さん、obrigadoって日本語でなんて言うの?」
「アリガトウ、だよ。」
「じゃあ、vermeは?」
「vermeってなに?」
「ほら、あれだよ。甘いものをすごく欲しがる虫。」
「アリのこと?」
「違うよ、お腹が空くとけんかする虫だよ。」
さて、なぜお腹が空くとお腹が鳴るんでしょうね。。。
20090612
TOSHI
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