2009年6月アーカイブ

大分前の話になりますが・・・、5月24日、横浜ワールドポーターズにて5月のバイオグラフィー勉強会が開かれました。


今回は自分の気質を知る事からスタート。


なんでも、シュタイナーの考えでは人には4つの気質があって、


火ー胆汁質
風ー多血質
土ー憂鬱質
水ー粘液質


という4つのものを備えているらしい。                                                                                                     


そして人が持っている各気質のバランスは


生まれつき持っているものと成長の過程で身につけていくもの、


によって変わってくる。


面白いのがこの気質は、その人の特徴を表す性格診断のようなものだって事。                                                                  

 


各気質の特徴をざっくり挙げてみると、


・胆汁質は動作がテキパキとしていて、行動が激しく、決断力がある人。
(体育会系的な人)


・多血質は人当たりが良くて、色々な事に関心を持っていて、飽きっぽい。


・憂鬱質の人は冷静、内向的、自分に凄く関心がある。持続力がある。


・粘液質の人はマイペースで、寝る事、食べる事、休む事が好き、待つ事が得意という人。(生命維持装置のような人)

これだけでも大体自分の持っている一番多い気質が分かっちゃう気がする笑                                              

そしてシュタイナーの教育現現場では子供達が持つこの4種類の気質を把握して、それれぞれにあった育て方をするそう。


そうして成長するにつれて他の気質も身につけていき、それぞれをバランス良く持ち、その時々のシュチュエーションに合った使い分けが出来るようになっていくのが理想なんだとか。

                                                                               


そんな風にひとしきり性格診断のような事を楽しんだ後、


今度は粘土を使ってワークショップ。

今回のテーマは粘土を使って、『自分が7歳〜14歳の間で続けていた事』を粘土で表現すること。


粘土なんてずいぶん久しぶりだったけど、触っていると段々リラックスしてきて、自分が表現したいものが頭の中にぽわーっと浮かんできた。


                                                    
きっと子供の時もこんな感じでいつも粘土をいじって遊んでたんじゃないかな?


                                                                                                
それに、こうやって粘土に触れていると、当時の事が色々と思い出されてくる。そうすると、俺って結構おとなしい子共だったんだなぁ、とか当時は今以上に口べたで、自分が思った事、感じた事をどう表現して良いかわからなかったなぁ、とか頑固な所は昔からかわらないなぁとか、自然と自分の過去を振り返る事が出来る。 

                                                                               
大人になってから思い出せなくなっていた幼い頃の記憶、そういうものに浸りながら、そこから辿り着いた今の自分を見つめ直す事で、現在の自分を再認識。
                                                    


今の自分に至った過程を振り返る事って、自信につながったり、目標を再確認できたり、今の自分の生き方に誇りを持てるようになる、そんな気がする。

                                                        

さて、自分の世界に浸ってあれこれしているうちに皆の傑作が完成!
当然皆それぞれ作るものが違って面白い。

DSC_0080.JPGDSC_0081.JPGDSC_0082.JPG
                                                           

その後は少人数のグループに分け、
1、この作品はどんな状況を表現したものか。
2、その時に思っていた事、感じていた事。
3、それが今にどんな影響を与えているか。
を語る。
                                                                                                                         


何だか粘土で作った自分の記憶を人に見せるのって、自分の中に隠れている、普段は見えない本質を人に見せるようで、ちょっと恥ずかしい。でも、だからこそ口べたな子供の頃はこうやって精一杯両親とか保育園の先生達に自分を分かってもらおうとしてたんだと思う。


                                                                                  
けれど、粘土を通じてしまうとこれがちっとも嫌じゃなく、言葉に出すよりすんなり周りの人に自分の内面を見てもらえる。

                                          


いまは砂遊びとか、ナニナニごっこだとか(たいていレンジャーものだった笑
)、粘土遊びなんかしなくなってしまったけど、


 
こういう子供の遊びって、小さい頃の自分にとって楽しいだけじゃなく、すごく大事なことだったんだなって気づいた。
 


あとはそれぞれ自分で感じた事、気づいた事をどう活かしていくか、を自分で考えていく。

                                                                                  


これで今回の勉強会は終わり。

この勉強会はシュタイナー教育についての勉強会としてやっているけど、毎回気持ちが安らいで結構良いリラックスになってます。


                                               

                                                                             

次回の6月分の勉強会は7/5(日)。


次回は10代後半~20代初めの自分に焦点を当て、


私はどこから来たのか、私は何者か、私はどこへ行くのか
・・・眩い陽の光の中、ふとそんな思いが過ったあなたへ

自分の来し方を観察し、自分の中にある沢山の"宝物"。


ワークショップを通じその "宝物"に隠されているメッセージを読み取り、これからの生き方へとつなげていく、という内容です。
                                                                                                                                    

最後に5月の勉強会でやった気質診断の仕方を載せるので興味のある方はやってみて下さい。当てはまる事柄はいくつチェックしてもかまわないです。                                                     

以下の事柄で当てはまるものを全てチェックして下さい。
                                                                                 

あなたはどちらかというと丸く肉付きが良い体をしている。   --p

    やせて細長く骨張った体つきをしている。       --m

    がっしりした、いかり肩で、筋肉がかたいほうだ。   --c

    ふつうの体をしている。               --s


あなたはかかとをしっかりつけて地面を蹴るように歩く。    --c

    どちらかというと、ゆったりした歩き方をする。    --p

    足をあまり上げないで、こはばで歩く。        --m

    つま先をたててぴょんぴょんと急いで歩く。      --s


あなたは話好きでとちゅうから、話題がどんどんかわる。    --s

    話をすると、ついはげしくいい合うことがある。    --c

    話をすることがあまり好きではない。         --m

    ゆっくりと静かなテンポで話す。           --p


あなたは色々なものに関心をもつがすぐにあきる。       --s

    めんどうなことにあうと、あきらめてしまうことがある。--m

    みんなの先頭になって、何でも決断する。       --c

    まわりの人がさわいでいても気にならない。      --p


あなたはふだんでもじいっとしているのが好き。        --p

    ちょっとしたことでも考えこむことが多い。      --m

    他人のことが気になり、ついおせっかいをすることがある。--s

    ささいなことでもすぐに興奮することが多い。      --c


あなたは初めて出会った人と、すぐに友達になれる。       --s

    いつもゆっくりとご飯を食べるのが好き。        --p

    他人の言っていることが、間違っているとがまんできない。--c

    ひとつのことを深く知りたいと思う。          --m

                                                                                                                        

c--胆汁質
s--多血質
m--憂鬱質
p--粘液質
                                                                                 


また、各気質について詳しく知りたい方はyahooで『シュタイナー 気質』と
検索すれば出てきます。
                                                                                               

ではまた次回。

第1回教育キャンペーン

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先週の話ですが、6月20日(土)に「Alianca pela Infancia」と
モンチアズール協会と共催しての教育フォーラムが行われました。

このフォーラムは、CRIが今年度、保育園建設プロジェクトと
並行して行う事業として、郵便貯金・簡易生命保険機構から
国際ボランティア貯金寄付金を配分していただいて実施しています。


IMGP8199.JPG

今年度に3回行う教育キャンペーンの1回目は、優秀な教育者に
約3時間の講演をしていただくという形になりました。

講演のテーマは、「子どもたちの孤独の声」と題して、現代の子ども
たちはどのような孤独を感じているのか、そしてその孤独は子どもに
とって決して悪いものばかりではないということを話されていました。

例えば、子どもが教室の隅で一人人形遊びをしているとします。この
状況で、子どもは寂しさを感じているとは限らず、その子にとって
一人でいることが大切なリズムなのかもしれません。

こういった子どもの様子を教育者や親はよく理解し、子どもの良い
孤独を妨げないように心がけ、悪い孤独から守ってあげなければ
なりません。

そのためには、一体どんな方法があるのでしょうか。


IMGP8202.JPG
講演するアドリアーナさん

20090629
TOSHI

モンチアズールコミュニティ協会では、私たちが建設プロジェクトを行っているファベーラから200メートルほど離れた場所に文化センターを運営しています。

その文化センターは、普段は協会の事務所や子どもたちを受け入れる学童保育として機能していて、仕事が終わった夕方5時以降や土日は、さまざまな文化活動が行われています。例えば、英語教室やギター教室、土日は劇やバンドの講演があり、地域の人々でにぎわっています。

因みに、私たちもその文化センターにて、毎週火曜日の5時半から日本語教室を開いています。

そして今日は、そこで各活動がお互いに自分たちの活動を発表するというイベントが催されました。


IMGP7587.JPG
「モンチアズール文化センター」

その発表の中でも、一番の盛り上がりを見せたのはカポエイラ教室の発表です。

ご存知も人も多いかもしれませんが、カポエイラとはブラジルの武道のことで、ダンスと格闘技をミックスしたようなものです。日本で言うところの空手のようなものでしょうか。カポエイラの魅力は、楽器で音楽を奏でる人がいて、みんなでで歌って楽しめるところです。一種の舞踊とも言えますね。


IMGP8232.JPG
終盤になるとスピードが増し、迫力満点です。

200906212
TOSHI

保育園の子供たちのフェスタ・ジュニーニョが開催されました。
フェスタ・ジュニーニョは(6月の祭り)という意味です。この時期、ブラジルの各地でこのフェスタが開催されます。
起源はヨーロッパにあるようで、キリスト教のヨハネ、アントニオ、ペドロといった聖人たちの祝日が6月に集中します。また、ヨーロッパ(北半球)では夏至の時期にあたるので、農民たちの収穫祭の意味も込められています。
したがって、祭りでは、カイピーラと呼ばれる田舎者の格好が定番。男性は野良着スタイルにカウボーイハットか麦藁帽子。女性は三つ編みにワンピース。そしてこれまた麦藁帽子。仮装をするのは主に子供です。


画像 019.jpg
どうや!似合ってる?


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ニセモノのちょび髭ともみ上げ


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そばかす化粧も欠かしません


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歌を歌ったりダンスを踊ったりします。


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遠足気分て感じですね。


20090620
そうご

あっという間に

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保育園建設は、今週から建設職人の雇用が始まっています。


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6月17日午前9時


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6月17日正午

築31年にもなる保育園の取り壊しを目の前にして、少し寂しい気持ちにもなります。

ここの保育園で働いた保母さん、そして卒園した子どもたちはどんな気持ちでいるのでしょう。

20090619
TOSHI

マルガリータ

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何か悪いことでもしたのかな?


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【リンダウバFamily】
父:ジョゼ 母:リンダウバ 長男:ジョアン 次男:アントニオ(写真左下)
長女:マリア 三男:ルイス 四男:ハファエロ(写真右)
次女:ジジ 三女:ルシアナ(写真中央)

20090614
TOSHI

6月14日CRI発送の日 (4).jpgのサムネール画像6月14日CRI発送の日.jpgブラジル、サンパウロのリンダウバ家からモンチアズールまでの
10分程の道のりはほとんど急な上り坂です。
CRI事務局のある東海大学も、これまた山の(丘の?)上にあり、
坂道をてくてく上って行かなければなりません。
今日は「くりあんさブラジル通信」の発送作業がCRI事務局でありました。
汗を拭きふき坂道を上って集まったスタッフたち。1週間前にブラジルから
帰国したばかりの元ボランティアもやってきて、約200通の通信発送作業は
午前中から午後にかけてあっという間に終了しました。
「くりあんさブラジル通信」2009年夏号(69号)。今回も読みごたえたっぷりです。
会員の皆様には近々届くと思いますので、どうぞ楽しみにして下さい!
(by Chihiro)

冬到来。

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今まさにブラジルは冬に突入しています。
ブラジルといえば暖かいイメージをお持ちの方が多いと思います
が、私が活動しているサンパウロの冬はとっても寒いんです。

そんな近頃ですが、ブラジルらしい温まるお話を聞きました。


保育園の建設作業をお願いする建設職人のリーダー、ジョゼさん
はこの寒さからかれこれ25年ほど前のことをを思い出したようで
す。
彼は約25年ほど前に、暖かいブラジルの北東部から職を求めてサ
ンパウロにやってきました。都市部のファベーラに住むほとんど
の人はそういった過去があります。

「俺がここサンパウロに到着したときもとっても寒かったよ。だ
って俺は家もなかったから、建設現場で寝泊りしてたんだ。する
と夜になるとすごく寒いんだ。寒すぎて動けなかったよ。手も足
も感覚がなくなってさ。手を何とか動かすために、おしっこを自
分の手にかけて温めたこともあったよ。」

IMGP7583.JPG
犬小屋なんて、20分で作っちゃうジョゼさん。


今度は、モンチアズールの図書館で、

「トシノリ兄さん、obrigadoって日本語でなんて言うの?」
「アリガトウ、だよ。」

「じゃあ、vermeは?」
「vermeってなに?」
「ほら、あれだよ。甘いものをすごく欲しがる虫。」
「アリのこと?」
「違うよ、お腹が空くとけんかする虫だよ。」

さて、なぜお腹が空くとお腹が鳴るんでしょうね。。。


20090612
TOSHI

取り壊し作業中。

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先々週からプロジェクトの実地作業が始まっています。

まず、今回建設する場所にある老朽化がひどく、すでに子どもの受け入れを見合わせている保育園の取り壊し作業です。モンチアズールコミュニティー協会のメンテナンス部門で働く職員の方々に取り壊し作業をお願いしています。


IMGP7834.JPG
取り壊し中の保育園。

その中の一人、ブルーノさんはいつも気合い十分で仕事に励んでいます。
「今日は朝7時から仕事を始めたぞ!今日はここからあそこまでやって、明日は・・・。」「今自分の新しい家を建ててるのさ。だから週末はいつも建設作業してる。もしよかったら手伝いに来いよ。俺は働くことが大好きなんだ。」


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作業中のブルーノさんはいつも上機嫌。

20090602
TOSHI

みなさん。ブラジルの首都はどこだか知っていますか?

サンパウロ?リオデジャネイロ?と思い浮かぶ人も少なくないと思います。
実は、ブラジリアという都市がブラジルの首都なのです。ブラジリアは1960年から首都として機能しており、国会や大統領府、最高裁判所に各省庁、そして各国の大使館が集結しています。地理的には、ブラジルの内陸部に位置しており、ちょうどこの時期から乾季が始まり、当分の間一滴も雨が降らず、木々は完全に枯れてしまうそうです。

私は5月26日~29日まで、その首都であるブラジリアに行っていました。
ブラジリアに行った目的は、モンチアズール保育園建設プロジェクト実施にあたって日本大使館への挨拶です。


IMGP7976.JPG
ブラジリアの象徴とも言えるカテドラルの前で。

だるま塾山登り

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5月24日。

サンパウロ市のラパ地区に、だるま塾という日本語教育を行っている団体があります。だるま塾では毎年数名の日本から来た学生が研修生として、ブラジルとパラグアイの各地で日本語を教えています。

私は2007年にモンチアズールでボランティアしていた際、日本祭りを開催するにあたって、だるま塾代表の森脇先生に凧作りを教えてもらったのが、だるま塾を知るきっかけでした。
そして、1年ぶりにブラジルに帰ってきて、前回お世話になっただるま塾に挨拶に行ったところ、5月に山登りがあると聞いて、一緒に働く日本人ボランティアを誘い、参加させてもらうことになりました。

当日の参加者は、日系人としてブラジルに住まれている方や、私たちと同じようにブラジルで活動する日本からの若者が大半です。


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森脇先生。登った山は、ピッコ・ド・ジャラグアというサンパウロ州で一番高い山で、歩く距離は全部で20キロにもなります。


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山頂でのお昼ごはんは格別です。


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みなさんお疲れさまでした。

20090525
TOSHI

最初の一切れをあなたに。

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吹いちゃだめー!

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ブラジルでは、誕生日ケーキの最初の一切れは、一番大切な人に食べてもらいます。

日本のケーキの100倍甘いブラジルのケーキ。まるで砂糖より甘い。
作った人の気持ちが甘みとなっているのかな。


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20090523
TOSHI

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