今日は雨が降らなかった。ここ2~3週間ほど毎日のようにいつしか雨が
降っていた。傘は毎日必需品で、洗濯物は洗う気が起こらないので、3日
連続で洗ったパンツがない。だからリンダウバファミリーの男や同じボラン
ティアの下着をこっそり借りている。
最近事務所仕事が多いので、心も晴れてこない。
今日一日を振り返りながらブログに何を書こうか考えていると、リンダウバ
家長女のマリアが、
「今日はトシノリの番だわ!!」
といって、「9」という数字が赤いクレヨンで真ん中に書かれている1つの封
筒を渡してきた。
クリスマスカレンダーといって、リンダウバ家のリビングにある大きな机の
上に同じように1から24までの数字が書かれた封筒を並べてある。彼女が
毎年セットするときは、松ぼっくりを円状に並べてそこにその封筒を添える
らしい。
もらった封筒を開けると一枚の紙切れと、3つの種類の異なるチョコレート
が入っていた。紙切れにはマリアからのメッセージが書かれている。
このプレゼントを封筒に書いてある数字の日付通りに、12月1日から24日
まで毎日マリアはこの家に住んでいる人に順番であげていく。
ドイツの文化らしいが、すごくいいと思う。日本にもって帰ってやってみたい。
些細なプレゼントだが、すごくうれしい。プレゼントは中身ではなくて気持ち
が大切だとつくづく思う。
マリアはドイツから1歳半になる双子の息子を連れてきているのだが、息子
には息子用のカレンダーがある。クマが顔を出している赤い靴下が24つリビ
ング壁にぶら下がっている。それぞれの靴下には同じようにチョコレートのプ
レゼントが入っていて、毎日息子にプレゼントしている。
子どもたちが寝るときは、クリスマスの物語の絵本を読んであげて、お母さん
が歌うクリスマスソングを聞きながら寝る。
2009年12月9日
ふくいとしのり
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