先月10日に行われたブラジルでの活動報告会の模様です。
報告したのは、以下の4つ。
①ブラジル北東部の漁村「カノア・ケブラーダ」での学生3名(つばさ、
くみ、さおり)による半年間のプロジェクト活動
②サンパウロ郊外でのコミュニティ開発プロジェクト「アラミタン」
に参加した学生3名(きうみ、ゆきな、なつみ)の活動
③サンパウロの貧民街「モンチ・アズール」にて実施した保育園建設
プロジェクト、CRIの現地スタッフ(としのり)
④同じく「モンチ・アズール」でボランティア活動を行った学生(としふみ)
の活動
ブラジルから来られている方に対してもわかるように、日本語とポルトガル語
での発表となりました。
高校生や大学生、社会人や保護者の方まで
たくさん方々に参加していただきました。
最後に、③の報告でとしのりが伝えたかったことを簡単にまとめると、
1.コミュニティ開発によって成長を遂げた「モンチ・アズール」では
国際援助を受けながらも、地域自体でそれを「育む」世界の心臓の
役割を果たしている!
2.国際協力とは、世界に生きる一人ひとりの手と足、頭と心の動かし方
次第で変わる!何も国際協力に身を投じることだけが国際協力ではない。
たった1円の募金でも、近くのセミナーに参加するだけでも、こうして
報告会に参加するだけでも、国際協力だと言えると思う。もしかすると、
途上国で困ってる人のことを心の中で想うその一瞬が国際協力につながって
いるのかもしれない。つまり、一人ひとりの「考動」が、何らかの形で
国際協力として発展し、世界を変える!
3.人は人とつながっているときに幸せを感じる。一人ぼっちでどれだけ美味しい
飯を食っても幸せを感じることはできない!ブラジルのコミュニティ社会
で、共同生活した私たちは本当に素敵で豊かな時間を過ごすことができた。
みんな、ありがとう!
20100509
ふくいとしのり
モンチ・アズール、託児所建設プロジェクト現地スタッフの福井俊紀です。
プロジェクトが終わり日本に帰国して早1ヵ月が過ぎました。毎日のように
ブラジルでのできごとを思い返しています。
その間、ブラジルでの活動報告会を3度に渡って行いました。
まず4月8日、私が在学する大学で、主にゼミ生と国際協力に興味のある学生に
対して、1時間半ほどの報告会とさせてもらいました。参加者は多くて20名を
目標としていたのですが、偶然にも同じ時間に国際協力に関する授業をしていた
先生が配慮してくれて、その授業の受講生を私たちの報告会に向かわせてくだ
さいました。すると、参加者は50名以上となり、私は大学教授にでもなったか
のような気分で活動報告をすることができました。
http://www.kansai-u.ac.jp/Fc_com/news/2010/04/4848.html
同じくモンチ・アズールで日本人ボランティアとして1年間滞在していた下向井くんも
彼の活動成果を発表しました。
最後はブラジル流の挨拶でみんなとお別れ。
20100428
ふくいとしのり
日本からLissaです!
先日、モンチアズールの新しい保育園完成竣工式に参加してきました~
またまとめて、後日報告をします。
さて、東海大学小貫ゼミの学生たちがブラジルでの活動の報告会を
開くそうです。
以下、転送メッセージです。
_________________________
4月10日に江ノ島のかながわ女性センターでブラジルから帰国した
ボランティアたちの帰国報告会を開きます。夏のマルチカルチャー
キャンプのスタッフがだいたい集まります。キャンプに企画運営から
かかわりたいとお考えの方は、ぜひこの機会にご参加ください。
とき: 4月10日(土) 10時~13時
ところ: かながわ女性センター 会議室
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/02/0050/center/kanri/access.html
プログラム:
- モンチアズールの保育園建設プロジェクトの報告
- 東海大学の学生6人のカノアでの活動とアラミタンでの活動についての報告
- その他、ブラジルの歌、ダンスなど
参加費: 無料
私の働いてるペイーニャの学童保育では、毎週月曜日に水彩画の授業が教育者のために開かれています。先生たちが子どもの年齢に合わせた無理のない授業をするために、モンチアズールの絵の先生が学校に来て教えてくれます。私も、ポルトガル語の理解に苦労しながらも参加しています。
水彩画は気を落ち着ける効果があるらしく、週のはじめに行っています。また多くの先生も子どもための水彩画の授業を月曜日に行っています。
年齢に合わせた授業とはどんなものか?聞いてみたところ・・・
6~7歳までの子どもは地に足が着いていなく、現実性がない。ファンタジーの世界を描けることができる。
8歳の子どもは色と物事の関係性を考えることができる。例えば、赤なら愛や恋愛、けんかや血などを想像しながら描くことができる。
9歳の子どもは創造性を持っている。例えば、子どもによって、太陽が赤だったり、黄色だったり、オレンジだったり、と創造性を持って絵を描くことができる。
10歳の子どもは、物の形をはっきり描くことができる。
11歳の子どもは、観察として絵を描くことができる。私たちが理科の授業で虫や花や葉を観察したのと同じだ。
12歳になるとしっかりと地に足を着け現実を見ることができるようになる。光と影を感じ、遠近法などの技法を使って風景画を描くことができる。
このように子どもの年齢に合わせた絵の授業を絵の先生と一緒に考えています。
今週の月曜日は、教育者一人ひとりが王子様とお姫様を想像して水彩画を描きました。
水彩画を描いた後、一人ひとり想像した王子様、お姫様にまつわる物語を語って意見を出し合いました。
さすが先生達・・・想像力があって、物語が広がる広がる。そして、意見もたくさんでます。
私にとって、少し難しい授業だけれど、とても興味深い一時間です。
モンチアズールの教育者たちは常に、この授業はなぜするのか、この授業の何が子どもにとって大切なのか、考えながら活動しているのです。
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