ふと思った。しみじみ。

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IMGP0235.JPG


いや~、保育園建設もよくここまできたもんだなぁ。
建設初期からの写真を見返していてふと思った。

今ようやく2階部分天井の建設作業をしていて、
これが今週終わればあとは内装工事に入る。

今朝は今年最後のプロジェクト会議があった。
建設は多少遅れながらも、メンバーは完成を心待ちに
しているのが彼らの表情から読み取ることができた。
本当に期間内に完成するのか心配ばかりしていた
僕にとってはそれがすごく嬉しかった。


IMGP0244.JPG

20091222
ふくいとしのり

アマゾンからの訪問者

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IMGP2852.JPG

つい先日、モンチアズールにインディオの方が訪れた。
名前は覚えていないが、普段はアマゾンの奥地で生活しているらしい。

お金が貯まったから旅をすることにして、サンパウロを訪れたとき、
一人のモンチアズールの職員と偶然出会い、その職員が彼を
モンチアズールに連れて来たようだ。

昼食の席が彼とたまたま隣になって、少し話を聞くとすごく興味深かった。
アマゾンで住んでいる村では、大半の食料は自給自足。調味料や
お米は近くの市場で買う。ピラニアなんて簡単に釣れるらしい。

村のお年寄りが亡くなったときは、その人の骨でとったダシ汁を飲むと、
頭が良くなるという伝統的習慣があるとのこと。

とにかく僕の隣で昼食をほとんど噛まずに飲み込んでいたのが気になった。

IMGP2843.JPG

20091221
ふくいとしのり

発表する場が与える緊張感

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僕は人前で話したり発表するのは得意ではないが好きです。

人前で発表するとき、どんな人でも多少は緊張する。僕はその緊張
している瞬間が好きで発表の機会があればぜひ参加したがる。

昨日も学童保育の子どもたちのクリスマス劇発表会があって、僕は
全く関係ないが劇で笛を吹いてくれない?と前日の夜に誘われて、
劇で演奏することになった。

クリスマスの歌を2曲吹くよう頼まれたのだが、本番直前まで練習す
ることなくそのままリハーサルを迎えた。劇を手伝うために参加して
いるのにどちらかというえば足を引っ張っているようだった。
リハーサル後、ほんの少しの時間で練習した甲斐あって、本番はな
んとか上手く吹けた。


いつも感じるのだが、緊張すると身体中の血流が止まったように感
じる。だけどなぜか心臓はいつもより大きく、激しく動いている。
そして、発表が終わって一息つくと、一気に血流が身体の隅々まで
行き届いているように感じる。その間心臓はゆっくりは休む。

そのとき、発表の結果はどうであれ、自分が少し成長した気になる。
緊張感は自分にとって大事なものであり、積極的にそういった機会を
利用していきたい。

IMGP8333.JPGのサムネール画像
モンチアズールの子どもたちのオーケストラ。
子どもたちにとっても発表の場は大切だと思う。

20091218
ふくいとしのり

裏プレゼント交換

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ブラジルではクリスマスシーズンになると友達や職場仲間と「amigo secreto
(秘密の友達)」というパーティーをする。
パーティーに参加する各自が前もってクジをひき、みんなにわからないように
相方を決める。その相方に対してのクリスマスプレゼントを用意し、パーティー
の日に手渡すというものだ。日本でいうプレゼント交換というとこかな。

そして、昨日は仕事後に普段私の働いているファベーラの事務所の隣にある
モンチアズールコミュニティー協会が運営している図書館で「amigo da onca」
というパーティーがあった。

amigoは友達という意味でoncaは動物のヒョウという意味と非常に憎い人
という意味もある。

最初このパーティーに誘われたときは、何のパーティーかわからなかった。
でも、その日は特に何もないし、よくわからないけど参加することにした。
そして後日、詳しく説明してもらったパーティーの内容はこうだ。

「amigo da onca」は「amigo secreto」と要領は同じで、クジで相方を事前に
決める。もちろんその相方は誰にも知らせてはいけない。そして、パーティー
までにその相方がすごく喜ぶプレゼントを1つ(15レアル:750円くらいのもの)
と、相方が悲鳴をあげて嫌がるようなプレゼントを1つ(価格設定なし)で用意
し、パーティーの日にみんなの前で順番に手渡ししていく。

普通のプレゼントは難なく用意できたが、相方の嫌がるプレゼントは当日まで
悩んだ。参加する職員のみんなも仕事中どこかそわそわしていた。

そしていよいよパーティー。普段は子どもや地域住民が使用する図書館を締め
切って鍵まで閉めて、ワクワクする雰囲気の中パーティーが始まった。

IMGP0161.JPG
参加者はちょうど30名。こんなに集まると思っていなかった。


さぁ、誰から始めるとなったとき、「じゃあ私がトップバッターね!」と
勢いよく普段はアルコールやドラッグ中毒で悩む患者のための
医療施設で働くドルバリーナとういうおばちゃんが手を上げた。

2つのプレゼントを渡し終えたが特に普通のプレゼントじゃんと思っていると
さらにもう一つプレゼントが用意されていた。

それがこの下着。
IMGP0167.JPG
悲鳴をあげて嫌がるどころか、雄叫びをあげて喜んでいました。

その後も下着が連発。ほんとブラジル人は好きですねー。というか本能的。。。
IMGP0176.JPG


IMGP0186.JPG


IMGP0194.JPG
ん?これは下着か?


IMGP0200.JPG

とてもブログにはアップできないような下着もありました。
みなさんにお見せできないのが非常に残念です。

でもこのネタは何回やってもウケる。みんな毎回大爆笑。


こんなプレゼントもありました。
IMGP0173.JPG
箱いっぱいのパン。


IMGP0190.JPG
これはえぐい。生の牛タン一本串刺し。


という感じで、
ほんとブラジル人はこうやって楽しむのが大好き。そして楽しむのが上手い。

僕も「amigo da onca」を日本に持ち帰ろう。


20091216
ふくいとしのり

子どもを感じる

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前の記事の続きになるが、子どもたちとソーラン節を踊ることが僕に何を与えたのか。

それは、子どもを感じること。

今回のプロジェクト活動をこちらで始めてからすでに半年以上が経ったころ、僕は日々
の生活にどこか物足りなさを感じていた。プロジェクトが波に乗ってくるに伴いどうしても
事務仕事が多くなる。ひどい時は1日5時間以上パソコンの前に座っていることもある。
たったの5時間?!と思うが、ここモンチアズールではその時間は想像以上に退屈だった。
老若男女が広場や道端、パン屋のベンチ、仕事場と様々な場所で遊んだり話したり、
笑ったりしている。
そんな姿を横目に事務所でパソコンとにらめっこはきつい。

まずは、プロジェクトの建設現場での肉体労働に参加することにした。スポーツ経験の
長い僕は少し体を動かせばリフレッシュする。ただ、現場の仕事もやりすぎると疲れきっ
てしまうので、朝7時から2時間ほどにとどめている。

そして次に僕が手を出したのは、子ども。
モンチアズール最大の魅力と言ってもいい子どもとの仕事。モンチアズールは子どもに
対する教育支援をメインにして活動している。モンチアズール創始のきっかけもやはり
子ども。

そこで、僕が思いついたのがソーラン節教室。僕が2年前モンチアズールで活動していた
ときからの友達が教育者となり、彼の学童保育の子どもたちに対してソーラン節を教え
たいと提案してみるとあっさりと承諾してくれるどころか、彼の方が乗り気になってくれた。

僕はそれほど子どもと遊ぶのが得意ではないが、彼が上手くフォローしてくれて
なんとかソーラン節は上手くいった。
そのソーラン節を教えていた子どもたちの中に一人特に印象的な子どもがいた。
ギレミという名前の男の子。
確か2回目のレッスンの途中に、他の子どもともめていたところを僕が注意するとすねて
どっかに行ってしまった。それ以来彼はレッスンに参加することなく、みんなが踊りを練習
している時間は図書館で一人で本を読んでいることが多かった。

ところが、最後から2回目のレッスンの日。昨日までのことは全て忘れたかのように、ギレ
ミは一番前の列に来て「さぁ、踊ろう!!」と自ら率先して踊ることを要求してきた。
もちろんレッスンをずっと休んでいたので、ほとんど踊れない。踊れなくなると
「ここはまだ習っていないー。」と言いながらも僕のマネをしながら一番楽しそうに踊って
いた。

そして、日本祭りの当日も、雨が降ってみんな帰ってしまったのにも関わらず、一人で
会場に残り、発表が始まるまでずっと待っていてくれた。

なんと子どもはわかりやすいというかわかりにくいというか。
でも、子どもは僕たちの心と行動にそのまま反応するなってつくづく思う。
子どもと接するということはそれだけ自分という人間を試す機会なのかもしれない。

そしてソーラン節教室が終わった今、次はどうやって子どもを感じようか。

そこで今日から始めたのが、モンチアズールの保育園での仕事。
ホントに久しぶりて気がした。正確に言えば約2半ぶり。
僕がブラジルに初めて到着してモンチアズールに来たとき、最初の仕事場は保育園
だった。まだ言葉が全く分からない状態で、必死で子どもと遊び、教室を掃除しまくった
のを覚えている。そして今日から年末までの少しの間だが、毎日昼から保育園のお手
伝いをさせてもらうことになった。

さて、ここの保育園で僕はどのように子どもを感じるのだろうか。


DSCF0735.jpg
2007年こどもの日。デジカメで写真を撮ると子どもたちは、すごい勢いで画面を見るために走ってくる。

20091214
ふくいとしのり

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